肌を潤す保湿成分

大人になると肌は乾燥しやすくなります。というのも、潤い成分が減っていくからです。
そして乾燥肌が続くとターンオーバーが乱れて古い角質が肌に残ってしまい、それが毛穴に蓋をしてニキビを発生させてしまいます。
乾燥肌の人は保湿することが先決です。
保湿成分にもさまざまな種類があり、それぞれ具体的には働きが異なります。

 

<コラーゲン>
化粧品に含まれるコラーゲンにも種類があります。
加水分解コラーゲンは肌の表面に保護膜を作って肌のバリア機能を高めることができます。
水に溶けないタイプに加工されているもので、保湿効果や肌を柔らかくする働きがあります。
また、水溶性コラーゲンは加水分解コラーゲンよりも浸透しにくいのですが粘りが強い分、皮膚を紫外線などから守る強さがあり、肌の水分蒸発を防ぐことができます。

 

<ヒアルロン酸>
ヒアルロン酸はばつぐんの保水力を持つ成分です。
たった1gで6,000ccもの水分を保つことができて、コラーゲンとの相乗効果も期待できます。
保水力を高めるだけでなく、肌のきめを整える働きもあります。

 

<セラミド>
もともと肌の細胞間にある脂質の主成分がセラミドです。
このセラミドが保持されることで角質層の健康が保たれるのですが、それが減ってしまうと保湿も落ち込んでしまいます。
角質を保護したり、水分蒸発を防ぎバリア機能を高める作用もあります。
ちなみにアトピー性皮膚炎の方はセラミド不足が目立つとされています。

 

<グリセリン>
グリセリンは天然皮膚成分で水分の吸収力が高く、肌になじみやすいのが特徴です。
ヒアルロン酸とも相性がよく一緒に利用すると保水力アップに。
高濃度のグリセリンはアレルギー反応が起こることがありますが、化粧品は基本的にアレルギーが起こらないように配合量が調節されています。
保湿以外にも吸水硬化や肌を柔らかくする働きがあります。

 

<コンドロイチン硫酸Na>
サメなどの軟骨から抽出される成分で、コンドロイチンはもともと私たち人間の体内にもあります。
保湿力に優れていて肌をなめらかにし、関節のクッションにも役立っています。

 

<米ぬかエキス>
米ぬかから抽出されるエキスは、アミノ酸をはじめ、ビタミンB1やB2、ビタミンE、脂質などが含まれています。
保湿効果の他に美白やくすみ予防、抗酸化作用や角質除去作用などがあります。

 

<BG(1.3ブチレングリコール)>
BGとは、アセトアルデヒドによって合成される保水成分のことで水分吸収作用があるため、肌への刺激が低く、グリセリンよりもベタつかずに保湿することができます。
保湿効果の他に吸水硬化や、ビタミンCの酸化予防、抗菌作用もあります。

 

<PG(プロビレンクリコール)>
PGとは、酸化プロピレンから化学合成によって生まれる成分のことです。
水やアルコールに溶けやすく、溶解補助剤や可溶化剤にも使われます。

 

<尿素>
天然保湿成分(NMF)の一種のことで、肌の角質層に存在します。
尿や血液にも含まれていますが、化粧品に使われている尿素は化学合成されています。
配合量が多い(10%以上)と刺激が強く肌がピリピリとすることがありますが、少なめの配合量なら保湿効果や肌の柔軟効果があります。さらに角質除去にも役立ちます。